自動巻時計は毎日12~14時間装着していれば、手でねじを巻く必要はありません。腕の動きでローターが回って、メインスプリングを巻き上げるからです。夜、腕から外しても時計は作動していますが、その間は静止しているのでネジは巻かれません。約40時間静止状態に置かれると、通常の自動巻時計は止まります。キャリバー400のムーブメントは120時間(5日間)、キャリバー110シリーズのムーブメントは240時間(10日間)のパワーリザーブを備えています。パワーリザーブが5日または10日間の時計も、使い始めにはネジをいっぱいに巻いてパワーリザーブを蓄える必要があります。
自動巻時計を使い始める際に以下の方法で設定してください。
- ねじ込み式リューズ、またはクイックロック式リューズを引き出します。
- リューズを時計回りに1分間回します(半回転ずつ戻しながら回すとムーブメントに負担が掛かりません)。キャリバー400の場合は210回転させてください。
- 日付や時刻を合わせます。
- ねじ込み式リューズ、またはクイックロック式リューズを元に戻します。